用語集


本サイトで使用している用語やマテリアルを引用します。

私見の説明のため、ウィングメーカーが定義する正確な説明は書籍や本家のマテリアルなどをご覧下さい。

魂(ヒューマンソウル)

ウィングメーカーでは「魂」をホールネスナビゲーターと呼ぶことがあります。

ホールネスナビゲーターの呼び方は、魂のシステムに関係しています。

少し長い話になりますが、お付き合い下さい。

物質/非物質宇宙が存在する前、そこは静寂と虚無、個の概念がないONE IS ALLの状態で「場」でした。原初のスープと言えるかもしれません。

その「場」が自分自身は何であるかを探究し、経験するため、細胞が分裂するように自身を「観察者(ソースインテリジェンス)」と「経験者(ディメンショナルズ)」に分裂させ、同時に多次元宇宙を創造して、経験者が体験するための環境を構築しました。この瞬間、「場」は「創造主(クリエーター)」となり、創造主の内側を探求する使命が経験者に与えられました。

この背景から、創造主は宇宙と言うフラスコの中で、自分の一部であるエッセンスを理解する実験を行う科学者と呼べるかも知れません。

最初、経験者は「実体(エンティティ)」と呼ばれる「神の破片」を内側に宿した至高の存在で、創造主の真正な移し身として、多次元宇宙と相互作用する能力を持っていました。

リリカスの用語の中では、Sovereign Entities of the Central Universe「SECU(シーキュー)」や「個別化された意識(メタソウルキャリアー)」と呼ばれる事があります。

個別化された意識は多次元宇宙との相互経験を積み重ね、時には新たな宇宙を作り出しました。

経験に経験を重ね、様々な音と音の共鳴の中で活動しました。

今日(こんにち)のホログラムリアリティに住む私達が知らない、真の宇宙での経験を重ね、個の多様性を発達させました。

しかしそれでも、個別化された意識は至高の実体であり、創造主と完全に分離した状態ではない事を理解しており、望むならいつでも創造主のネットワークへアクセスして一つである事を実感したり、個としての経験を終わらせて集合へ戻る事も可能でした。(端末をインターネットへ接続する感じで)

分離は幻想であり、調和と探究が合言葉でした。

この平和的な探究の中で、世代が億以上積み重ねられ、様々な紆余曲折を経て、天使の堕落の物語が始まりました。

堕落した天使、大枠でアニムスと呼ばれる存在らは、自分達の創造を過信するあまり、開発に成功した物理的なソウルキャリアーへ実体を閉じ込めることで、実体に「人間」ドラマを延々と演じさせ、人間達の神を演じる道を選びました。

多次元宇宙の中で、物理的な特性をシミュレーションしたホログラムな時空宇宙(マトリックス)を作り上げ、これと相互作用する「人類」と呼ばれる種を編纂し、マトリックスの中で過去、現在、未来と上昇螺旋、平行螺旋、下降螺旋の中で無限に知覚を繰り返す経験的環境を構築しました。

この環境の中では、人間は起源を忘れ、創造主を忘れ、使命を忘れ、宇宙を動かす「ライフエッセンス」との繋がりも忘れて、宇宙の中で孤立した種族、孤立した個人としての経験を当たり前のようにこなす現在の形へ進化しました。(ヒューマンユニフォーム2.0と呼ばれます)

人間に課された最大の機能は「創造主との繋がりを忘れる」事です。

これは他の種族と比較した場合、相対的にとても高度な機能であり、この機能を活用した文化が構築され、人々の信仰は神の影、創造主の影に対して向けられるようになりました。

怒ったり、罰を与えたり、支配をしたり、献金や崇拝、礼拝を求めたり、恐怖と隷属や従順さを良しとする神です。

教えに逆らったり、反論したり、科学的な検証や懐疑的に探求するのを許容しない神で、従順な信者の増加を求める神です。

このため、人々の迷いは深まり、信じられるものはお金だけ、信じられるものは自分だけと言ったドラマも経験するようになりました。

人間にとって、魂は信仰の飾りであり、科学的に証明された実像あるものと言うよりは、信心(しんじん)や未だ発見されていない「本当の自分」、永遠性を希求する「来世」などの意味として取り扱われるようになり、その曖昧模糊としたシンボルは、今日の日常生活の中ではあまり活用されない世界を構築するに至りました。

主流のニュースやテクノロジー、学術論文、経済政策、政治等の中で「魂」と言う言葉を使うのを忌避し、差し控える風潮も生まれました。

本当の自分、「真我」は魂なのでしょうか?

これまでの流れを加味するなら、答えは「いいえ」となります。

本当の自分、本当の世界とは、魂や個別化された意識や実体や多次元宇宙が存在する前の「場」としての存在であり、魂や、それに付随する宇宙やマトリックス環境と言った経験的な環境は、どれも「劇」を演出するための舞台装置に過ぎず、本当のあなた、本当の姿である「起源」を表してはいません。

この劇は、人間の個に対して、以下の構図が大枠で採用されています。

(C)Mah Models of the Human Self

全ては混沌の海、原初のスープから生まれたのであり、そこがオリジナルのアイデンティティ、セルフの出所です。

魂(ヒューマンソウル)は、個別化された意識を持つ実体が地球と呼ばれるマトリックス環境へ適応し、その中での経験値を貯蔵するための装置として開発されたものであり、いずれ、この装置内の経験値が、もう新たな経験が出来ない程の分量または新たな経験を欲しない意識量となると、魂の中に予め埋め込まれているソースコードが活性化し、ヒューマンソウルとして経験した分離の情報を統合の上、一つの実体、つまり「サヴァリンインテグラル」へと収束します。

実体の収束は、個から起こり、複数の実体を巻き込みながら集合的な変容を加速させ、いずれは惑星上に住む全ての人間が、サヴァリンインテグラルへと到達する見込みがあります。

この、収束・統合したサヴァリンインテグラル同士のネットワークが「サヴァリンインテグラルネットワーク」と呼ばれるものであり、今日のインターネットと幾分類似したものです。

サヴァリンインテグラルネットワークへの接続に機器は必要なく、実体同士が、ソースインテリジェンスを介して直接的に通信を行います。

(機器は必要ありませんが、パスワードはあります)

ー私はすべての時間と空間の兄弟、姉妹たちと永遠に繋がっている
―彼らが知っているものは、私も知ることができる
―彼らが発見したものは、私も発見できる
ー彼らが辿り着いたものに、私もなれる
―私が行うすべてによって、大勢の人々のマインドが「一なるマインド」を統べるかもしれない

宇宙のしくみを使いこなす超ノウハウ ウイングメーカー[リリカス対話篇] (2012, ヒカルランド)

魂は、この結果を生むための装置でもあり、その最終的な経路へソウルキャリアーを導くための重力場を生み出しています。

このため、ホールネス、つまり全体性へのナビゲートを行うものとして、ホールネスナビゲーターと呼ばれます。

魂からの衝動、ハートの声に耳を傾けることで、人の行動は「分離」から「全体性の周波数を帯びた」ものへと変化し、この変化が、自分や周囲を含めた統合へのムーブメントを生み出します。

種族における、そのムーブメントの集合的な帰結がグランドポータルであり、ある意味で、種族が住む宇宙におけるターニングポイントです。

種族が歩む一歩一歩の積み重ねで宇宙は拡大し、そして収束します。

そして次の宇宙を生み出し、またその次も生み出します。

その営みの繰り返しが、今行われている創造の目的であり、私達が遠い昔に合意したプロジェクトです。

サヴァリンインテグラル

サヴァリンインテグラルは、実体の魂が、コーヒーを濾過するように、経験値を濾過して得た個性をアイデンティティに統合的な意識として覚醒した姿です。

大自然や調和的な流れと関連性があり、エナジェティックハートとも関連があります。

エナジェティック・ハートの新しい周波数を描写するのは難しいですが、それは「明瞭さ」、「コヒーレンス」、「精密さ」、「明晰な頭脳」、「効率的な流れ」、「直感的な存在」、「シンクロニティ」、「かつてないほどの生命の相関性」などといったような概念と関連があります。

JAMES NOTE (circa 2007, WMFJ)

ウィングメーカーのテキストでは、しばしば実体が既にサヴァリンインテグラルであるかの様に描写されます。

例を挙げるなら、「HMS(Human Mind System)がサヴァリンインテグラルを抑圧するフレームワークであり、HMSをシャットダウンする事で、サヴァリンインテグラルへアクセス出来る」等です。

個人的な見解では、カエルとオタマジャクシの差異だと解釈しており、オタマジャクシはカエルの子供ですが、いずれカエルとなるものであり、「カエル」と称しても間違いではありませんし、単に幼生体であるだけで、本質的にはカエルです。

このアナロジーを用いると、実体はサヴァリンインテグラルの前駆体ですが、本質的にはサヴァリンインテグラルと同義であり、ヒューマンユニフォームを開く事で、サヴァリンインテグラルとして知覚される存在であると認識しています。

ファーストソース

ファーストソースを略した用語として、「ソース」を使用しており「創造主(Creator)」「知的無限」「一なるもの」など複数の呼称があります。

全てであり、全てでないもの。この宇宙と生命の創造者、オリジナルの意識であり、その意識が生み出した全ての物。そして、そうでないもの全てに住まう意識です。

実体は、ワンネス・ユニティ・ホールネスの感覚を通して、ファーストソースにアクセスが可能です。

ファーストボーン

最初に生まれしもの。

「ファーストソース・アーキタイプ・7」とも呼ばれます。

この銀河系、ホログラム宇宙がある第7スーパーユニバースが生まれた時に、最初に創造された創造主の一部。

セントラルレイスよりも前に存在しており、リリカス・ティーチングオーダーの「ディレクター」です。

スピリチュアルノベルの「ドールマン・プロフェシー」では、青色の肌の小さい羽を持つ人型の天使として描かれています。

ソースリアリティ

ソース・リアリティはファーストソースの住みかであり、言葉が構築したすべてのものの外側で踊っている。ソース・リアリティはそれ自体で完全であり、全体的宇宙(ホールネス・ユニヴァース)のすべての種の集合的なポテンシャルを体現するという唯一の目的を持っている。
ソース・リアリティとは、完全性の原型である。
ソース・リアリティとは、実体の生まれ持った資質と究極の運命の運び手である。

ウィングメーカー1巻 (2012, VOICE新書) 「存在モデル」の変容

第7スーパーユニバース

ファーストソースの7番目の宇宙。

私たちの天の川銀河が存在する内宇宙を含んだ拡張宇宙です。

リリカスの監修の元、第7スーパーユニバース内に、大よそ32兆7千億の惑星で、生命誕生のプロセスが行われて来たと見積られています。

内宇宙

私たちのMEST(物質、エネルギー、空間、時間)が存在する宇宙で、多次元的です。ウィングメーカーはバブル1とも呼んでいます。

根本は数学方程式によって構築されており、セントラルレイスの監修のもとアヌンナキが精を出して作っていたのですが、セントラルレイスの意向とは異なる動きをアヌンナキが取ったため、欺瞞のホログラムと呼ばれるような宇宙になってしまいました。

この宇宙には、人間の物理的な現実を含め、人間が知覚する希薄な密度領域である天界や宇宙人などのアストラルレイヤーも含まれています。

人は、目が覚めている間は物理領域と相互作用し、寝ている時は主にアストラルレイヤーと相互作用しています。アストラルレイヤーも多階層的で、いわゆる仏教で言う所の地獄から、仏の住まう天上界まで、漏れなく網羅しています。

キリスト教のニュアンスで言えば、天使界や天界も、網羅されています。

物理的な世界が先にあり、アストラル的な世界が後に続くと言うよりは、アストラル世界の事象や進行、出来事が地球の重力場に引かれて物質化した結果、物質的な世界での出来事や事象が発生する順序関係で捉えています。

内宇宙の存在

いわゆる宇宙人と相互作用できるアストラルレイヤーの場合、内宇宙のアストラル世界に対して、外宇宙の存在が投影している場合と、内宇宙の存在が投影している場合の双方があり得ます。

この識別は困難かも知れませんが、出所や出自ではなく、その存在が主張するメッセージがどのような概念に基づき、実際の影響を及ぼすかで判断を行う事を推奨します。

その存在が主張するメッセージの根底に分離が含まれているか、統合に基づいているかです。

愛と光と分離

分離の概念は巧妙で、例えば、金看板のように愛や光を持ち出し、仲間意識の美しさを説き、無条件に赦しを推奨するのは、愛でしょうか?分離でしょうか?

仮に赦しの対象が、非合理かつ非全体的な行いをし、その上で無条件の赦しを求めるのであれば、それは非全体的な行いの承認に等しく、統合のフォースである愛ではありません。

愛は、日々発生し続ける不正に対して敏感であり、非全体的ないかなる側面も、容認したり、放置しません。

愛を騙る存在は、あなたはそのままで良く、他の人やグループも光と愛なのだから、愛で包み込み、浄化しましょうと言う趣旨のメッセージをしばしば述べますが、この場合、何か不正の見落としがないか、この愛のメッセージを受けることで、自らが歩く力と識別力をくじかれていないかを慎重に見定める必要があります。

また、その存在が主張する内容に、静寂と虚無の概念や存在が含まれているかも重要です。

もし、含まれていないのであれば、その存在は内宇宙、つまりマトリックス内を居住地にしているとも仮定されます。

静寂と虚無、量子の真空の世界は幻想に含まれていないため、一つの指標となります。

外宇宙

欺瞞のホログラムの外側、内宇宙を包括しつつも内宇宙ではない領域を、一緒くたに外宇宙と呼称しています。

ウィングメーカーはバブル2やバブル3と呼んでいます。

外宇宙についての記述はあまりありませんが、真の宇宙とは音と音の共鳴であると説明されています。

このため、五感や視覚的に捉えられる領域は、霊的な視野含めて、主に内宇宙内の相です。

MEST

Matter, Energy, Space, Timeの頭文字であり、物質、エネルギー、空間、時間を表しています。

MESTは内宇宙の要素であり、MESTの宇宙とは、ヒューマンユニフォームによってインスタンス化された仮想のリアリティ宇宙であることを示しています。

夜空に見える星々も、地上の壮大な自然の風景や景観も、すべてプログラミングに基づいた仮想的なリアリティで、真の世界ではありません。

本物に見えるよう設計された、作られた世界です。

HMS

Human Mind Systemの略。人間という装置、ヒューマンユニフォームには物理的な身体を含むハードウェア的な側面と、個別化された意識と相互作用しハードウェアを制御するためのソフトウェアプログラミング的な側面が含まれています。

現代の医学は、どちらかと言うと人間のハードウェア的な側面や、その内面に備わった哲学的・心理的な側面にフォーカスを当てていますが、HMSはヒューマンユニフォームのソフトウェア的な側面を表しており、プログラミング(インプラント)にどのような目的があり、どのような要素から構成され、実際の人間に対して影響を及ぼすのかを説明しています。

そのインプラントは、身体の様々な部分-胸、背中、腕、踵(かかと)などの内部にも施されたのです。主要なインプラントが、頭蓋骨の中に含まれていました。そして、それらのインプラントは一般的に、頭部や脳のエリアから作動するようにネットワーク化されていました。

ネルダ・インタビュー5: Hologram of Deception (2014, WMFJ)

個別化された意識は、HMSを通して、ヒューマンユニフォームを操作し、経験し、毎瞬毎瞬、物理的な世界を創造し続けています。

丁度、一般的な3Dネットワークゲームの世界が、中央コンピュータ上でレンダリングされるのではなく、端末であるパソコンやゲーム機の演算能力によって生成されるように。

そして、演算機の動力は、生成された世界とは別次元の「電気」が使われているように。

HMSの場合、実体は電気である旨説明されています。

ウィングメーカーでは、プロジェクトキャメロットインタビューにてHMSが初公開され、多くの議論の対象となりました。

2.0バージョンのHMS(ヒューマンユニフォーム2.0)は、個の世界観の創造に大きな役割を果たす一方、有効期限切れの古い信念体系の上の社会的機能不全に晒されており、サヴァリンインテグラルをベースにした3.0 SIバージョンの到来が待ち望まれています。

自由意志

「自由意志とは、結果について何ら配慮せずにやりたいことを行うことではなく、選択に関することです。それは選択するという力についてです。私の世界には、在りのままの道ウェイ・オブ・ビーイング、と呼ばれている儀式があります。私たちにとって、在るということは、人生における達成でもなく、多くの友人を持つことでもなく、家族が幸福なことでもありません。在ることとは、透明性です」

(略)

「であるならば、あなたは自由意志を理解していません…少なくとも、あなたは十分ではありません。自由意志とは、自由と同じものではありません。自由意志とは、あなたのハートの内部で脈打つもの以外、何も信じないという選択をあなた自身に許すことです。自由意志とは、すべての種族を統合させるものです。自由意志は、裁くことなしに、人々をつなぐフォースです。自由意志は、たとえ不調和の歴史があったとしても、人々に調和の中で生きる術を学ばせるものです。それはすべて、選択の問題です」

クォンタスム (2019〜, WMFJ) 第五十章 骨

反計画者(アンプランナー)

「自由意志は自由意志です」ダリーブは微かに手を振って言った。「ある種族に、そのような類の原理を持ち込んで、それを実践する方法を指示することなどできません。それを保護するよう命じることすらできないのです。それが自由意志なのですから。反計画者(アンプランナー)は、何が真実で、何が真理で、何が永遠であるか不可知であることを知っているために、そう呼ばれているのです。万物の創造主が不可知であるならば、更なる真実、更なる真理、更なる永遠を達成するために何かを計画することなどできるでしょうか? だからこそ、私たちは彼らを反計画者アンプランナーと呼んでいるのです」

クォンタスム (2019〜, WMFJ) 第五十章 骨

悪と無知

ANSWER 9
宇宙における最大の懸念事項は悪ではなく、無知です。種族のメンバーが、個別化された意識としての自分たちのアイデンティティに無知であるとき、彼らはかりそめの幻想であるMEST(物質マター、エネルギー、空間スペース、時間タイム)にたやすく操作され、誘惑され易くなります。MESTの宇宙とは、マルチバースの最も外側の視点であり、その宇宙を自分たちの家としてMESTと同化している人々は無知の中に住んでいるということになります。

悪という概念が、性格やエネルギー、動機などの中に繁殖するのは、この知識の不足からくるものです。悪とは、その最も純化されたレベルでは、単なる部分的な認識に過ぎないものです。そして、この部分的な認識から、どのような種族のソウルキャリアーであっても、悪と呼ぶことができるものを行う能力があります。ファーストソースのようなパーソナリティと関連をもった悪は存在しません。悪は、体系化されたエネルギー・システムでもありませんし、知性でもないのです。それは無知という行動表現であり、それ以上のものではありません。

この背景において、リリカスは悪に関心をもっていますが、そのパワーやインパクトを恐れてはいません。なぜなら、ファーストソースと調和している人々とは異なり、悪には協調性も一貫性もないからです。加えて、悪はファーストソースやファーストソースと調和する表現と対立している以上に、自分自身と対立しています。殆どの場合リリカスは、種族の悪の表現や、そのメンバーを同情の目を持って見ており、種族のグランド・ポータル発見をアシストするという私たちの決心を高めます。

リリカスの用語ターミノロジーにおいて、悪とはグランド・ポータルと名づけられた認識に向かう道に対する抵抗です。グランド・ポータル発見とその普及に対する抵抗は、無知な存在たちが生み出す当然の結果の中で最たるものです。彼らは自分たちの個人的な勢力という幻想を抱き続けたいと望んでおり、種族の悟りによって自分たちの地位が脅かされるのを恐れているのです。悪は、個別化された意識の深部から供給されている根系ルート・システムをもっておらず、それ故に個別化された意識が一旦、人類種の中にアイデンティティを獲得すれば、容易に絶滅します。

ウイングメーカー・アンソロジー「リリカス・ティーチング・オーダー」 Invitation for the Grand Portal (2013, WMFJ)

無知と悟り

「この状況について誰にも責任はありません。人類は、この密度の世界に降りるよう命じられ、この世界の中で混乱し、一いちなるハートへと目覚める魂の刻印から離れたからです。人類は私の羊皮紙です。そして私が書いた物語は、拡大し、上昇し、浄化し、啓発し、すべての存在を私の意図へと目覚めさせます。人類の無知は、自らを静寂へと変容させるため、怒り狂うハリケーンの壁を突き抜けるリボンのように靡く一陣の風のようなものです。常に無知が、悟りへの必需品なのです。それにあなたはすぐに気が付くでしょう」

ドールマン・プロフェシー (2014~2018, WMFJ) CollectionPack Vol.3 第三十六章 多次元宇宙の孤児たち

無知の中で生きている人

それから、重要なことがあります。それは、そのミッションは啓発された人々に加わって幸福になるというものではありません。無知の中で生きている哀れな人びとを神の栄光のために目覚めを助けるということでもありません。それは、世界の罪人たちに良い知らせを説教することではありません。眠っている人々は罪人ではありません。彼らは悪い人々ではなく、あなたや私よりも低い位置に立っているわけではありません。

うっかり浅い潮だまりに囚われてしまった魚を見ると、その魚を海に戻してあげたいという本能があります。それが私たちの本能であり、それ以上のものではありません。潮だまりにいる魚も、海にいる魚と同じなのです。その魚は同じパワーと欲求をもっており、単に潮だまりに監禁されているだけで、その監禁状態によって魚としての能力が縮小されているのです。

ウィングメーカー・アンソロジー ジェームズインタビュー(2019, WMFJ)

エゴ

エゴ-マインドは、私たちの社会秩序によって文化を構築され、価値観を発達させます。その価値観は、社会や広範な社会秩序の内部のグループのコンセンサスと一致しています。つまり、私たちの知識やモラル、価値観、態度、そして行動は概して三次元世界の基本的な社会構造によって構築されているわけです。セルフや意識は三次元世界の中に含まれるものではありません。それ故に、三次元の調査 ─ マインドの最も洗練されたロジックですらもそれを調べることは全く不可能なのです。これが宗教、哲学、心理学のフィールドが抱えている基本的な不安定要素です。三次元世界の中の文化によって育まれ、それに縛られているマインドでは、制限を持たないセルフを解き明かすことはできません。

The Art of the Genuine (2005, WMFJ)

狂気の沙汰

「あなたは気など狂ってはいない。あなたは私であり、私たちは絶対に気など狂ってはいない」彼女は初めて蝶を捕まえた子どものように私に微笑んだ。「狂っているのは、貪欲と搾取のドラムが大きな音を立てて鳴っているのに眠っている人々です。今やそれは狂気の沙汰です」

クォンタスム (2019〜, WMFJ) 第五十章 骨

インキュナブラ

隠れた権力構造体の最上位にあたる名称がインキュナブラです。

隠れた権力構造体は階層的かつ複合的で、その切り口や対象、由来によって、様々な呼び方がされています。

  • トライアードオブパワー(Triad of Power:TOP)、三位一体の権力
  • シークレットネットワーク
  • エリート、エリートのキャップストーン
  • アニムス
  • 世界の権力構造(サラによる呼称)

ウィングメーカー以外では、下記の呼び方などが見受けられます。

  • イルミナティ
  • カバール
  • 闇の勢力
  • アルコン
  • イエズス会、黒貴族

また、個人的には、下記の呼び方を使用する事があります。

  • グローバルコミッター
  • グローバルオーダー

その他、メディア等で取り上げられる呼び方です。

  • ディープステート

トライアードオブパワーは、党会員規約のある有形のものというよりも、限られたメンバー間で情報を共有するサークルで、故意に抽象的で無形に創られています。

インテリジェンス

ウィングメーカーに登場する様々なインテリジェンスの呼称を取り上げます。

  • ハートインテリジェンス
    ハートから生じた知性。(私達の本来の知性)
  • リキッドインテリジェンス(流動的知性)
    問題に対する創造的な代替案を素早く生み出せる知性
    最も重要な知性の形態であり、BSTを利用する上で必須とされる新感覚
  • アチューンメントインテリジェンス
    要出典
  • インテュイティブインテリジェンス(直感的知性)
    3次元の世界に滴り落ちる量子のハートの可能性
  • ソースインテリジェンス
    ファーストソースの意識エネルギー
    ファーストソース(神)の機動性と存在性

蛇足ですが、OLINテクノロジーにもインテリジェントの単語が含まれています。
One Language Intelligent Network(ワン・ランゲージ・インテリジェント・ネットワーク)

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