書籍の紹介


ウィングメーカー三部作第1巻〜第3巻のうち、個人的に印象に残った内容を抜粋しています。

抜粋の前後は適宜省略しています。

書籍購入や、ウィングメーカーを知る上での参考になれば幸いです。

ウィングメーカー第1巻 (2012, VOICE新書)

それぞれの銀河には、その銀河系内のあらゆる惑星に住んでいるすべての知覚生命体を含んだ連合、あるいは緩やかな連携が存在します。それは、銀河系における国際連合に相当するものと呼べるかもしれません。
この連合には、加盟メンバーと、観察メンバーの両方が含まれています。加盟メンバーとは、テクノロジー、哲学、文化を統合した、自分たちの惑星の世話役として責任ある態度で振る舞っている種族です。それゆえ彼らは、統合されたアジェンダを有したグローバルな実体としてコミュニケーションができるのです。
観察メンバーとは、バラバラで、まだ土地や権力、金、文化やその他、統一政府の形成を妨げている多くの問題をめぐって互いに闘争している種族です。地球の人類はそのような種族であり、今のところ、単に連合によって観察されているだけで政策決定の場や経済システムの輪の中には入れてもらえません。

p.085

神が作用する最高のレベルにおいては、すべてのものには目的があるのです。たとえ、他の種族と惑星を支配したいと望む攻撃的な種族ですらも。神はユニバーサル・マインドの中ですべてを理解し、それ以外に何も操作しないということがフィフティーンの信念でした。

p.102

エリートは人類の誕生以来、常に存在してきました。攻撃性と権力を持ち、種族の弱者を支配してきた人々はいつもいたのです。これが情報隠蔽の環境を育ててきた基本的な構造であり、宗教、政府、軍、科学、学術界、ビジネスの世界を含む、すべての社会の領域で起きています。かつて、全員にとって平等である活動の場を創造した者は誰もいませんでした。平等の場とは、自由意志と個人の好みに基づいた現実の選択が可能であるように設計された世界です。

p.109

信念は短命で、いつも疑問形です。そしてそうあるべきです。

p.190

「(略)条件づけのためだろうか、人間は、実存の宇宙的次元に存在する広大な生命の多様性について、それを理解できないのかあるいは理解しようとしていないように思われる。(略)」

p.225

人類は、そのような文化を心から切望している。すなわち、自らの構成要素を認識し、その価値を認める地球文明 – グローバルカルチャーを。これが二十世紀の地球で、通信技術が急速に発展した主たる理由のひとつである。通信技術により、グローバルカルチャーは急速な発展と経験を積むことができる。このグローバルカルチャーを通し、人類は徐々に『ワンネス』という霊的側面に敏感になっていくであろう。人類にとっての限られたワンネスだけではなく、人類を包み込む全生命体のワンネスに対して。

p.232

ワンネスへの衝動の中で、存在はその個別性を忘れることができる。しかし、彼らの生命経験もまた貴重なものであり、分離した種族ベースの文化によって肉体的、精神的、感情的に育まれるものでなければ、その経験はワンネスのために忘れ去られるのかもしれない。

p.238

存在の根本的な目的とは、『ファースト・ソース』が自らを十分に表現し知覚できるように、生命形態を拡大、多様化させることにある。人類とは宇宙を舞台として多様性の中で的確に成長し、拡大していく数え切れない知覚生命体のひとつに過ぎない。つまり、集合神の身体の原子のひとつに過ぎないのである。その意識において人類は五感へ過剰に依存しているがゆえに、『全体的宇宙(ホールネス・ユニバース)』に対する認識が制限されている。五感は非常に強力であることから、『人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)』を分離された現実のみに集中させるのだ。それはちょうど潜水マスクが、ダイバーに水面下の世界のみに意識を集中させることに似ている。

p.239

数が重要ではないことを、本当に理解して欲しいのです。スピリットの論理とは、本質的に数量で表されるものではなく、「ファースト・ソースとのつながりを明確に感じられるかどうか」という質の問題になります。

p.275

言語というものは限界を持つ道具であることを思い出すのだ。
「感覚」が限界への解毒剤となる。感覚を通して、人間という装置(ヒューマン・インストゥルメント)は論理思考の限界を超え、個別化した集合エネルギーの言葉に尽くせないパワーを直接体験できるのである。

p.326

あなたは、私の光を継ぐ者です。光があなたに、あなたという器を与えました。あなたを個別化の道へと気づかせたのは私の声です。しかし、あなたを私たちの統合(ユニティ)へと目覚めさせるのは、あなた自身の意思なのです。

p.329

ウィングメーカー第2巻 (2012, VOICE新書)

「我々は伝えられてきたものをあなたと共に問い直し、真実となったものを鍛え直す。」

「ファーストソース、偉大な神秘への道はない。すべての存在は、今まさにこの瞬間、ファースト・ソースと共にある!」

「私は光の種族から来た。あなたと同じように。肉体だけが我々の違いだ。それ以外のすべては、永遠の透明な光の中に存在している。あなたは自分が何者であり、なぜここにいるのかを忘れてこの惑星に来た。今、あなたはそれを思い出す。あなたは自らの同意のもとに、これから我々を助けてゆくだろう。あなたは今、自分が存在する理由に目覚めるのだ」

p.13

「我々はあなたが未来になるもの。あなたはかつて我々であったもの。我々は共に人間の魂を定義するものである。」

p.39

「新しい霊性は宇宙的理解を基礎とするだろう。それはあまりにも深遠であるがゆえに、マインドで包含することはできない」

「この収斂する点においてすべての植物は、まさにひとつであり、その真のアイデンティティーは相互に連結されたコア・システムであること、そして秘密の根はライフラインであり、それを通して個の表現は地表に運ばれ、統合された意識が解放されるということに気づいている。」

p.40

「悟りの時代とは、多次元宇宙に生き、その全体性と構造と完全性を理解し、その知覚をあなたの心と身体を通して時間と空間の世界へと表現する時代である。」

p.41

あなたの行く道を通るすべての情報を識別するのだ。どの情報が古代の声と知覚とにあなたが同調することを可能にするのかを。これがあなたに必要な唯一の訓練であり、「制限」からあなたを救済する方法なのだ。

p.149

「インキュナブラは金(ゴールド)を握っている。それゆえにルールを作るという意味で、まさしく権力の定義そのものだ」

「まず第一に、彼らは資本家ではない。そっちは趣味に過ぎん。彼らは世界のイベントをコントロールするのが好きなエリートたちだ。天気から株式市場に至るまで、すべてにおいてだ。もちろん専門は、世界中の政府の操作と、内部の権力基盤と縄張りを変動させることにあるのだが。」

p.188

「私たちに経験してほしいプロセスがあるのです。私は自分たちが導かれたと感じています。まるでこの発見が、とても長く困難な旅の小さな一歩であるかのように」

p.226

すべての人間の生命にはホールネス・ナビゲータが埋め込まれている。それが真奥(コア)の叡智である。(略)ホールネス・ナビゲータは、何にもまして全体性を追求するのだが、地球(テラ・アース)を支配する、組織構造や両極性、直線的な時間観念、および分離主義文化のエネルギーによってしばしば航路から吹き飛ばされてしまう。

p.265

あなたがたは、絶対確実な内へのアセンションのプロセスにある – 創造の外側の領域からファースト・ソースと呼ばれる唯一の創造者の内なる聖域へと向かう旅路だ。

p.385

「文化の形成がウィングメーカーの第一の目的である。なぜなら、それはスピリットの世界と宇宙的変容に重大な影響力を持つと理解されるからである。文化形成とは、本質的には、個の価値観をワンネスの価値観へと統合することである。それは生命としての目標(ゴール)であり、種に関連づけて言えば、多様な知覚と表現を意識化し、それを結集した包括的な文化へ統合できるまで進化するということだ。」

p.530

ウィングメーカー第3巻 (2012, VOICE新書)

「我々の知らない遥か銀河の彼方より、十億の太陽よりも眩い光が、拡張する字宙の中をその強力な光を減じながら進んだ。ワーム・ホールのシャフトを通って。」

p.11

「彼らが最も強調したのは、私たちのテクノロジーが、私たちを裏切るだろうということでした。」

p.23

「神とは根源の、そして永遠の統一する力です。自分の仲間になり、旅そのものになる「生命」を生み出した原初の力です。拡大する宇宙へこの力の微粒子を運んでいくソウルキャリアーが形成されるまで、召還された生命に対して何度も何度も実験が繰り返されたのです。」

p.25

「セントラルレイスは遺伝子の設計者であり、宇宙の建築家のような存在と言ったほうが良いでしょう。彼らはあまりよく知られていませんし、理解もされていません。最高の洞察に富んだコルテウムの字宙論の中でさえも。」

p.26

「セントラルレイスとは、単に別の時間軸に存在する人類のヴァージョンのひとつなのです。」

p.26

「私たちの形なき意識は、中心から外側に向かって伸びている何本ものスポークを持っている球体のようなものです。それぞれのスポークは形体を媒介として垂直時間の連続体に接続されています。たとえば、人間という「形体」がその存在する『現実の膜』で得た洞察は、形なき意識に送られます。このように形なきものの形が、別の「現実の膜』の認識を形なき意識に運ぶわけです。送られた認識は、今度は形なき意識が処理して、統一の力を通じて神へと送信されるのです。」

p.33

「私たちの字宙で居住に適した領域は、太平洋の一立方マイルの水から取り出した一滴の水に喩えることができます。その一滴が太平洋の中で、微生物が発生するすべての環境条件を備えた唯一の部分だと定義しましょう。今度はその水滴からたつたひとつの分子を抽出します。これが多細胞生物の命を維持できる唯一の部分。そこからさらに、たったひとつの素粒子を抽出します。これがその分子の中で、人間のような複雑な知覚生命体を育むことができる部分です。」

p.53

「私はグスタフ・ナケという無名の作家が表現した方法が好きです。′′知識が一歩前に進めば、神が一歩後退する」

p.62

「メディアは、大衆が無知であることを非常によく知っています。メディア自身にも、提供する情報パケットが不完全であることを識別する能力がないのです。だから情報は不完全で、人々を無知の海でおぼれさせます。情報で人を操作できるのです。」

p.65

「遺伝子に含まれている指示系統の大半が未使用であるということは本当です。しかし、遺伝子自身は、その命令系統に関する限り、今日考えられているように不完全ではありません。もちろん、時々起きる遺伝子の突然変異はありますが、それも不完全だからではなく、自然発生する遺伝子の合成適応力のためです」

p.103

「そうですね、確かに世界のリーダーは、大きな権力を行使しているように見えますが、実際にはそれは攻撃で、権力ではありません。真実の権力は、計画を実行するという行為に含まれています。その計画は人類の環境に対するポジションを改善、最適化し、恐るべき脅威から人類を守ることなのです。キーワードは『ヒューマニティー』です。」

p.187

しかしながら、どんなに個がテクニックを効果的に応用しても、自分自身の努力だけではグランド・ポータルを発見することはできないだろう。グランド・ポータルは、個人によってではなく、人類により発見されるのだ。グランド・ポータルは科学、芸術、テクノロジーの最高点であり、それらが皆ひとつになって作動し、宇宙論と形而上学の「探求の領城」にフォーカスするのである。

p.254

私たちは集合として、「創造」と「探求」が結合した巨大な船です。私たちは地図にない場所を旅する冒険者であり、新たな現実を描き出す想像力温れるエネルギーなのです。私たちは、自ら次々に弧を生み出し無限に拡大し上昇する螺旋です。私たちは切り離すことができません。お互いが相手の窓なのですから。この言葉を見つけ、自身の明晰さの中で耳を傾けている「あなた」に私の祝福を。

p.319
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