ウィングメーカーに登場する多次元種族(小説ドールマン・プロフェシーではディメンショナルズと呼ばれている)を一覧紹介します。
一部ネタバレ要素が含まれるため、インタビューや小説など、マテリアル未読の方はご注意を願いします。
人類も元々は多次元種族の一員で、当時はアトランティス人として認識されていましたが、疑うことを知らない、あまりの初々(ういうい)しさ故に、他の多次元種族によって現在の人間の形式(ヒューマンユニフォーム2.0)に奴隷化されてしまいました。
人間は、プログラムとして埋め込まれたリアリティ、経験を輪廻転生しながら延々と繰り返しています。
神聖な意味での多次元種族は、ソースを構成する細胞であり、ソースの体であるマルチバース(多次元宇宙)を自然淘汰のプロセスを伴いながら、自由に旅しています。
ウィングメーカーに登場する多次元種族
ファーストボーン | 最初に生み出されし者。ファーストソースのアーキタイプと同義 7つの宇宙それぞれに存在する。ここ第7スーパーユニバースでは青色の存在。(The Blue) |
セントラルレイス | 生命の存在の中心から来た存在。ソースによって原初に生み出された種族であり、最後に戻っていく形の種族。私達の未来の姿であり、逆説的に過去に大きく影響している。書籍三部作2巻、リミナルコスモロジーより抜粋「セントラルレイスには、人間に動物のアイデンティティーが備わっているのと同じ強さで神のアイデンティティーが染み込んでいる。」 |
地球人(地上の人類) | 地上に肉体(ヒューマンユニフォーム2.0)を纏って生活している種族。多次元種族としての記憶や能力を忘れ、眠りながら生きている種族。サヴァリンインテグラルの意識状態を達成した状態(ヒューマンユニフォーム3.0SI)へ進化することで、奴隷化から自由となり、多次元宇宙へ羽ばたくと説明されている。書籍三部作2巻、リミナルコスモロジーより抜粋「人間のアイデンティティーはエゴによって貶められ、それゆえ人は自らの創造主を理解することができない」 |
地底人 | 地上の肉体を纏うことなく、生来の多次元存在としての記憶や能力を有したまま生きている種族。地上人類の奴隷化の難から逃げ延びた存在も含まれる(現在大西洋と呼ばれる領域の奥深くにある地球上の「次元ポケット」の中へ移動)。 |
アニムス | 地上人類がトランスヒューマニズム(ヒューマンユニフォーム3.0)を導入し、トランスヒューマニストから構成される社会へ突き進んだ最終系。ソースとの接続感の不安定さにより、他の多次元種族をジェノサイドあるいは植民地化する。 |
コルテウム | 書籍(三部作)や小説コペルニクスに登場する種族。描写される身体や文化の特徴からシリウス文明系の種族と推測されるが、公式のアナウンスはない。慈悲深く、天の川銀河の銀河連合の加入メンバーとして活動している旨説明されている。小説コペルニクスでは、これまでとは別の人格が窺える。 |
プレアデス | 書籍(三部作)中のACIO機密文書中に若干の記載がある。「彼らは(彼らによれば我々も)プレアデス星系の出身である。」「プレアデス星団の失われた7番目の星座が描かれている」「ウィングメーカーの発祥の地と、彼らが地球に到着した時期に関係している」 |
シリウス | インタビュー5にて登場する。人類の奴隷化に不可欠な要素であるヒューマンユニフォームの生産や開発に携わる。ヒューマンユニフォームの遺伝子的には入植者の位置付けと説明されている。 |
アヌンナキ | プロジェクトキャメロットインタビューにて登場する。人類の奴隷化に不可欠な要素であるヒューマンユニフォームとそのマインドシステムのプログラミングを含む生産や開発に携わる。ヒューマンユニフォームの遺伝子的には征服者の位置付けと説明されている。 |
ゼータ | 書籍(三部作)に登場する種族。地球で実験や研究を行う。ジェームズは彼らに賛同も敵対もせず、単に支援を撤回していると、公に表明している。 |
グレイ | 書籍(三部作)に登場する種族。コルテウムより記憶移植や遺伝子交配テクノロジーが優れているが、組織的に、約束を履行するには破綻しているとラビリンスグループに見なされている。 |
サーペント | インタビュー5にて登場する。惑星の食料雑貨品店に相当する仕事を地球において行う。ヒューマンユニフォームに栄養を供給するための仕組みを構築する。 |
クォンタスム | 小説「クォンタスム」に登場。流れを司り、世界へ自由意志を持たらしたもの。反計画者(アンプランナー)とも呼ばれ、正式名称は「ファロウカナド」。 |
これは個人的な見解ですが、シリウスとアヌンナキは兄弟のような印象を受けます。地上の家族の兄弟全てが仲が良い訳ではなく、仲違いしている兄弟がいるように、銀河においても兄弟でありながら仲違している、そういう種族に見えています。
第7スーパーユニバースにおける生命の数
ジェームズQ&Aより、第7スーパーユニバースにおける種族に言及する文章を引用します。
ヒエラルキーの具現化に関しては、惑星/種族によって異なります。第7のスーパーユニバースには、潜在的なものを含めて大よそ30兆の生命が住む惑星が存在します。ソウル・キャリアーのDNAは、その惑星の約0.015%、つまり約45億の惑星に分配されています。そのようなスケールの活動を想像できますか? その中で、ヒエラルキーが具現化するのは極めて僅かなパーセンテージです。1%未満、つまり4千万の惑星においてであり、それは840,000の異なった種族で構成されています。
ジェームズQ&A ウイングメーカー (ウイングメーカーアンソロジー)
この文言から、この宇宙には4,000万の惑星に84万の種族が存在するため、ここで挙げた多次元種族は、宇宙に住まうほんの一握りでしかありません。
銀河連合 (天の川銀河)
多次元種族によって構成される、銀河内のコミュニティです。
メンバーシップの中には観察メンバー(連合によってただ観察されているグループ)と加入メンバー(連合に明示的に参加しているグループ)が存在し、リリカスのミッションとも協調しています。
銀河連合は、その銀河内の知的生命体同士の緩やかな提携であり、支配的な体制組織と言うよりは、助け合う家族的なコミュニティと説明されています。
銀河内の種族は、それぞれソースに対しての洞察を深めてきました。
これらの洞察を共有する場として、また、未発達の惑星、文化に対してガイダンスを行い、親のように見守りをする存在として、今も昔も、変わらずに在り続けています。
天の川銀河の銀河連合と、その他の銀河の銀河連合群との協調・提携については宇宙連合の管轄と思われます。
ファセット
多次元種族について簡潔に記載しましたが、ジェームズが述べる通り、種族を規定する単一の人格はありません。
あくまで、各勢力の利害関係から見た場合における種族の特定のファセットの描写であることを、念頭におく必要があります。