スタディグループお疲れ様でした。(5th)


スタディグループご参加してくださった方、ありがとうございました。

今回も無事、終えることができました。

新規参加の方も見えられ、書籍発刊から15年以上経過しても、今なお興味を持ってくださる方がいることに感謝です。

スタディグループの中で、サヴァリンインテグラルと変性意識状態は違うのかと言う質問がありました。

これについて、私なりの補足をしてみます。

変性意識状態

Weblio辞書では「変性意識状態(へんせいいしきじょうたい、: altered state of consciousness, ASC)とは、日常的な意識状態以外の意識状態のこと。人が幻覚などをみる状態。」と説明されています。

通常の人間の意識以外の状態で、お釈迦様に出会ったり、宇宙船で宇宙人に出会ったり、ご先祖さまやガイドに出会ったり、幽体離脱して色々な場所へ行ったり、過去生や来世を思い出したり、自分が宇宙と一体であると感じたりなど、色々な主観的経験が行えます。

Google検索で「変性意識状態とは」で検索すると上位にヒットする「変性意識状態と禅的体験の心理過程1」(斎藤, 2003)では、個別具体的にその詳細とカテゴリ分けがなされています。

そのきっかけは瞑想であったり、禅であったり、薬物であったり、外的損傷・内的障害であったりなど多岐に渡りますが、いずれの場合も、日常の「通常」の意識状態では知覚できない現象である点と、それを引き起こす要因が解消されるに伴い通常の意識状態へ戻る点で、共通しています。

変性意識状態から得られる気づきや知見、世界が変わった様に見える体験など、経験者のその後の人生にポジティブな影響を及ぼすことはありますが、常に変性意識の状態で、3次元の物質的生活を行なっている人は、稀であると思われます。

これが、サヴァリンインテグラルとの差異となります。

HMS(Human Mind System)

ウィングメーカーでは、人間の意識はプログラミングされており、それは無意識(種族全体の貯蔵庫)、潜在意識(血族の貯蔵庫)、顕在意識(個人の貯蔵庫)と説明されています。

これら3つの構成要素が混ざり合い、大半の人々が意識と呼ぶものを形成しており、この意識の状態が「変性」することによって、変性意識状態が引き起こされます。

言い換えれば、変性意識状態とは人間の意識の状態の一つであり、その多くは人間の領域、つまりヒューマノイドタイプの遺伝子の領域に留まっており、ファーストソースの領域の経験ではありません。

意識は、どのような突拍子の無い映像や感覚や経験も「知覚の場」へ供給することが可能であり、人間は、自分の知覚の場が経験しているフィールドが、人類のジェネティックマインドによって構築されたプログラムリアリティ(誤動作や不調を含む)を見ているのか、プログラムを完全にシャットアウトして、ファーストソースの領域の経験である実体の全体性を見ているのかを、判別する必要があります。

後者であるならば、それを間違うことはありませんし、アクセスするのに特別な瞑想や禅、薬物や損傷などを必要としません。それは、日々の一つ一つの行動の積み重ねです。分離にベースを置く行動ではなく、全体性にベースを置く行動を一つ一つ積み重ねることによって、人類の意識にコード化されてきた奴隷化の糸を解体することです。

サヴァリンインテグラル

サヴァリンインテグラルは、人間の意識内の経験ではなく、人間の意識に設けられた穴あるいはクラックを通して、壁の向こう側を見通し、最終的には、壁の向こう側からこちら側、人間の意識の世界を操縦することにあります。

それは全ての生命が相互接続されたメッシュとしての経験であり、人格化や、言語化が起こらない経験でもあります。

それは人間の通常の意識として活動している間も、穴を通して向こう側を知覚する仕組みであり、人間の意識を変性させる仕組みではありません。

変性というよりは、人間の意識に穴を開け、それを拡張し、最終的には壁として「崩壊」させることです。

それにより、人間の制限された意識の向こう側にあるものが、明らかになります。

一時的に無機質になるように感じることがあるかもしれませんが、それは、旧来の人間の仕組みが崩壊していることに伴う現象であると推測しています。

最後に、詩的に述べるなら、それは現象の世界の中において、創造主のハートの中心として生きる生き方であり、私達が今まさに求められている生き方です。


スタディグループは、開催要望があり次第日程調整します。



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