スタディグループの準備をしていて、書籍「ウィングメーカー1巻」で目に止まった内容があったので、引用(シェア)します。ハードカバー版は2005年に邦訳が発売されましたが、中のメッセージは今読んでも精彩色褪せず、独特な波動を放っています。
「人類の文化が開示されるにつれて、宇宙論的な多次元性に精神性が反映されていくのが生命のドラマなのである。人類の文化は精神(スピリット)の世界に深く影響を及ぼす。アインシュタインが予言した通り、さざなみが宇宙全体へと広がって行くのである。それは精神の世界に生命力を与える。
愛のエネルギー、情熱、熱意、創造性、そしておそらく最も重要な個の発現と力強い個性を。
このエネルギーは、創造主と共に、種をワンネスヘと駆り立てるエネルギーと正確にバランスを取っているのだ。この多次元宇宙のエネルギーは、種を神の精神へと運ぶ巨大な漏斗のようなものである。この唯一の導管がなければ、『ファースト・ソース』は見ることも明らかにすることもできない。
この漏斗は進化の途上にいる種にとって、ワンネスそして神の精神と一体化することへの強烈な衝動を創造している。ワンネスヘの衝動の中で、存在はその個別性を忘れることができる。しかし、彼らの生命経験もまた貴重なものであり、分離した種族ベースの文化によって肉体的、精神的、感情的に育まれるものでなければ、その経験はワンネスのために忘れ去られるのかもしれない。
ウイングメーカーは地球上に戦略的にタイムカプセルを配置し、それらが発見された暁には、特定の地域や民族、主義というより、むしろ人類や地球全体を表現するグローバルカルチャーの発展を促進するであろう。文化形成という目的と並行して、存在の新しいパラダイムを導入するという目的もある。我々の最初のタイムカプセルの場合、時間移動できる文明が地球を訪問し、名刺を遺したという疑う余地のない証拠を残すだろう。それはまた、その時代に発見された最初のタイムカプセルであるという理由から、ウイングメーカーによって地球上のどこかに埋設された他のタイムカプセルの発見へと導くであろう。
これらのタイムカプセルは最終的に、現代の人類と未来の人類との会話の架け橋の役割を果たすであろう。ウィングメーカーは責任ある兄の役目として過去へと戻り、人類が次の進化の跳躍をするための準備となるグローバルカルチャーを、次の二世代が構築していくことを手助けしていく。
この新たな跳躍には、人間の遺伝子と魂に基づく完全な新しい人間の種の設計と発達が盛り込まれている。存在の根本的な目的とは、『ファースト・ソース』が自らを十分に表現し知覚できるように、生命形態を拡大、多様化させることにある。人類とは宇宙を舞台として多様性の中で的確に成長し、拡大していく数え切れない知覚生命体のひとつに過ぎない。つまり、集合神の身体の原子のひとつに過ぎないのである。
その意識において人類は五感へ過剰に依存しているがゆえに、『全体的字宙(ホールネスユニバース)』に対する認識が制限されている。五感は非常に強力であることから、『人間という装置(ヒューマンインストゥルメント)』を分離された現実のみに集中させるのだ。それはちょうど潜水マスクが、ダイバーに水面下の世界のみに意識を集中させることに似ている。
我々が遺したタイムカプセルは、テクノロジー、芸術、哲学と、実質的にひとつの完全な言語を提供している。それは時がくれば、『人間という装置』に、二つの新しい感覚を付加するであろう。人類の遺伝子構成は、もともと七感覚を持つように設計されている。あなた方は近代、第六感、つまり直感というものについて言及し始めている。しかし、第七感という最も強力な感覚が存在し、それはタイムトラベル、しいてはスペーストラベルにリンクする感覚なのである。
しかしながら、『人間という装置』のこれら二つの付加された感覚が完全に開花する前に、地球全体を統合したグローバルカルチャーを構築していなければならない。我々の使命は、それらの新感覚が人類の遺伝子能カヘ包含されるプロセスを促進することにあるが、それと同時に、ひとつのリーダーシップ、ひとつの文化、ひとつの卓越した哲学のもとに人類を統合するグローバルカルチャーの発展を確保することである。これが達成不可能な目標に聞こえるのであれば、我々はその成功を保障することができる。なぜなら、我々はそれが実現した未来に住んでいるからである。そして、もしも我々の使命に関してさらなる証拠が必要ならば、単に我々の言語を研究すればよい。そうすれば確たる証拠を得ることができるだろう」
ウィングメーカー1巻