私見によるウィングメーカーのQ&Aです。
ウィングメーカーはいつから公開されたの?
1998年11月23日です。
米国でウェブサイト(wingmakers.com)が公開され、度々リニューアルが行われて今に至ります。
wingmakers.com以外にも、sovereignintegral.com、jamesmahu.comなど関連サイトが複数立ち上げられ、その都度新しいマテリアル(資料)や情報の発信が行われています。
残念ながら、幾つかの関連サイトは閉鎖されたり、更新が停止したりして正常に表示できないものがあります。
これらウェブサイトのリストは本サイトのリンクにまとめています。
国内
国内では、shimaさんが日本語に翻訳された書籍(ハードカバー版)が2005年から発刊されています。
書籍発刊前には、有志による日本語への翻訳サイトがいくつかありましたが、日本語の版権をVOICE社が取得した事情により、日本語版はshimaさん訳に一本化されているような状況です。
ハードカバー版は絶版になりましたが、2012年に新書版が発刊されました。
書籍として発刊されたのはウィングメーカー第1巻〜第3巻までの3冊と、リリカス対話編1冊の合計4冊のみですが、無料のPDF文章や有料のKindle本として、電子配信されているマテリアルもあります。
詳細はマテリアル一覧をご覧ください。
ウィングメーカーは更新されているの?
更新の頻度は少ない(数年に1回程度)ですが、2022年現在も更新が行われています。
新しいウェブサイトやマテリアルが公開されたり、逆に、古いウェブサイトの公開が停止されたりしています。
誰がウェブサイトを管理しているの?
マーク・ヘンペル(Mark Hempel)です。
1998年の初公開から一貫して、彼がウェブサイトの管理をしているようです。
誰がマテリアルを作成(翻訳)したの?
ジェームズ(James)です。
ジェームズは仮の名前で、本名は公開されていません。
マフューナヒ(MahuNahi)と言う別名で呼ばれる事もあります。
詳細は人物をご覧ください。
ジェームズはなぜ匿名ですか?
インタビューからいくつか抜粋します。ジェームズの匿名性について、述べている文章は他にもあります。
私は、他の皆さんと同じように無限の存在です。私が匿名でありたいと願った理由とは、作品を自分の足で立たせたいためです。私に特定のイメージや人格がないように、作品にイメージやパーソナリティを持たせなくなかったからです。
Project Camelot – James Interview : The Sovereign Integral (2008, WMFJ)
講演活動や本の販売を促進する必要が私にはありません。このミッションは匿名で行うことができますし、匿名で行った方が容易なのです。何故なら、努力するのは自分次第であり、神との接続も自分次第、ハイアーセルフを呼び出すという意志も自分次第であると人々に思い出させるからです。そして、人々が必要とする知識は最小限のものです。何故なら、人々が必要としているのは活性化だけだからです。その活性化の意志を維持し、呼び起こすだけなのです。
ウィングメーカー・アンソロジー ジェームズインタビュー(2019, WMFJ)
ジェームズと会った事がある人はいますか?
ジェームズと会った事がある人として公表されているのは、マーク(Mark Hempel)のみです。
サラは表に出て来ておらず、壁画と一緒に写っている女性の写真(ジェームズの弟子)も、同じく表には出ていません。
遺跡の発見はどうなったの?
ウィングメーカーマテリアルは数多くのストランド(より糸)から構成されており、遺跡の埋設と発見もその一部です。
サラ:では、博士はこれが、ただの物語だと仰るおつもりなのでしょうか?
ネルダ・インタビュー5: Hologram of Deception (2014, WMFJ)
ネルダ博士:部分的にはそうです。お分かりのように、ウイングメーカー・マテリアルは、多くの情報の「ストランドより糸」から構成されるようデザインされています。あるストランドはストーリーテリング物語で、あるものは芸術的なものであり、またあるものはスピリチュアルなものであったり、陰謀論的なものもあります。そして、本当に私たちの世界の中で起こった物事の首尾一貫とした情報公開としてのノン・フィクションのものもあります。ストーリーテリングのストランドが、他のストランドを内包しています─ある意味で、それが他の内側のストランドを保護していると言えます。何故、このような方法が取られたかについては、私は既に説明しました。そして、ある人は単純に事実を公開した方が容易ではなかったのかと感じるかもしれませんが、今夜ここで公開した事実を仮に初めに明かしたとしたならば、誰もこの情報に目を通し、耳を傾けることはなかったでしょう。ウイングメーカー・マテリアルは、検閲を受けるか、こき下ろされ、信用を得ることはなかったでしょう。なにはともあれ、良い処方だと私は確信しています。もしも、このインタビューが公開されるとするならば、物語というストランドは、サヴァリン・インテグラル・プロセスをリリースするために受容可能な「コンテナ容器」を提供するための必需品となるはずです。
物理的な遺跡はありますが、その描写は小説内のそれとは異なります。
2022年現在、4つ目の遺跡の内容まで公開されており、5つ目以降も、今後公開されていく見通しです。
少女リーアは見つかったの?
彼女が見つかったと言う情報はありません。
スピリチュアルノベルって何?
ジェームズが公開した小説です。エンシェントアローとは、また別の物語が扱われています。
国内で出版されたウィングメーカー三部作のように、ウィングメーカー初期に公開されたマテリアルには、スピリチュアル要素があまり含まれていませんでした。
2000年を過ぎたあたりから、リリカスディスコースやイベントテンプルなどのコンテンツがリリースされ、スピリチュアルな色合いが増しました。
続いて、ドールマンプロフェシーやクォンタスムなどの小説がリリースされ、スピリチュアルノベルとして公開されるようになりました。
6つのハートの美徳など、スピリチュアルな生き方が重要なテーマとして扱われるようになっています。
どのマテリアルから読めば良いの?
自分が惹かれたり、興味を持ったマテリアルから始めるのがベストです。
ここでは、一般的な読む場合のお勧めを記載します。
書籍三部作
国内で最初に出版された、ウィングメーカーマテリアルの原点となる情報です。
まずはこの三部作を読まれて、世界観に触れてみるのが良いと思います。
プロジェクトキャメロットインタビュー
ジェームズへプロジェクトキャメロットがインタビューした内容です。
書籍三部作に記載されているインタビュー4の続編である、インタビュー5への橋渡しとなる内容が記載されています。書籍三部作を読んだ後、インタビュー5を読む前に、このインタビューを読むとスムーズです。
http://wingmakers.jp/cgi-bin/download/sovereignintegral.htm
ネルダ・インタビュー5 (Fifth Interview)
ウィングメーカーの画竜点睛となる情報が、記載されています。
このインタビューのために、これまでのマテリアルが編纂されて来たと言っても良い、核となる内容が記載されています。
他のマテリアルは?
個人的に、中核となるストーリーは上記のマテリアルにあると思います。
上記以外のマテリアルも、ウィングメーカーへの理解を深めたり、より分かりやすい物語形式で理解したり、ハートから生きる上では有用です。
読者によって受け取るメッセージは各々異なり、マテリアルが対象とする読者もそれぞれ異なっているだろう事から、興味を持たれたものがあれば一読される事をお勧めします。
マテリアルと関わる事で何が変わりますか?
それは人によりますが、大枠で、マテリアルは人の「内側」と関係しています。
あなたは自分自身の事について、どの程度ご存じですか?
人間として与えらえた記号の集合のあなたではなく、場として存在し続けているあなた自身の事であり、魂も消えた後の、天使も存在しない世界における、起源としてあなたです。
ウィングメーカーはその領域を「静寂と虚無」と呼び、その場所からの生き方にフォーカスしています。
国内のファンサイトや勉強会はありますか?
shimaさんが運営されているサイト(wingmakers.jp)が長らくファンサイトとして機能しており、掲示板や小説のシェアサークルがあります。
10年以上前は盛り上がりを見せている時期もあり、書き込みも頻繁に行われていましたが、2022年現在あまり書き込みも見られず、ウィングメーカー熱は落ち着いている状況です。
個人ブログなどでウィングメーカーについて書かれている方は何名かおられます。
勉強会(スタディグループ)は、大阪と千葉にありましたが、現在は私が開催しているもののみのようです。(見落としていたらすみません)
国外のファンサイトや勉強会の状況はどうでしょうか?
聞く所によると中国がホットのようです。
2022年に公開されたマテリアルの翻訳文も、中国語はいち早く公開されていました。
過去では、グローバルなフォーラム(forum.WingMakers.co.uk)で国際的に意見交換やディスカッションが行われていましたが、現在は閉鎖されており、過去ログはインターネットアーカイブから見る感じです。
勉強会(スタディグループ)のリストについては、下記のサイトから確認できます。
http://wingmakersstudygroup.com/
ウィングメーカーは廃れ気味ですか?
全体的に見て、以前ほどの勢いや熱量は感じないです。
しかし、長年継続して探求を続けておられるような方もおられます。
流行り廃りと言う意味では廃れていますが、そのコアにあるものは、流行ったり廃れたりするものではなく、不滅かつ普遍のものです。
それが、全ての生命に先天的に与えられているものであり、いずれ、全ての生命はそこに向き合うことになります。
グランドポータルはアセンションと同じですか?
アセンションとは違うものです。
定義にもよりますが、アセンションは、高次化への道の中で、どちらかと言うと人間や地球を卒業して去るニュアンスが強いイメージです。
グランドポータルは、個のコアアイデンティティが動物的な身体とマインドによるものではなく、過去も未来も、普遍かつ永遠に存在する静寂と虚無の場であると知覚した後も、人間の身体の中に留まり続け、この地球上で、スピリットとして生き続ける道です。
一発逆転を狙って、特別な活動やミッションを進めて未来を革命し、世界や生活を良くすると言うよりも、今あなたが居るローカルユニバースの中で、絶え間なく6つのハートの美徳を適用して、その等価性を帯びた最小の行動から、世界、宇宙、ひいては一なるもの全体に「私たちは一つである」振動を広げて、徐々に、時には劇的に世界が変化する性質のものです。
グランドポータルにより、地球上に個の真のアイデンティティが確立され、地上での本当の生活がやっと始まります。
それは、人類が集合的に「闇」を経験すると決めなければ、容易に到達できた世界で、創造主のオリジナルビジョンに沿うものです。
親は、子供の自主性を許しながらも、子供になって欲しいと思い描いている姿があります。
それは、創造主と私達、人間の関係性にも当てはまるものです。
サヴァリンインテグラルは魂(ソウル)の実現と同じですか?
魂(ソウル)の定義にも依りますが、サヴァリンインテグラルは静寂と虚無のあなた、量子すら停止する場の中に潜むあなたの意識の本当の側面へフォーカスを当てており、それは単純な、光り輝く丸い意識のコアである魂とは異なるものです。
魂がある前に、サヴァリンインテグラルがありました。
この宇宙が実体の経験システムとして構築される前、魂が生まれる前に創造主は存在しており、その場はサヴァリンインテグラルと呼ばれる状態と等価です。
どちらかと言うと、魂よりもサヴァリンインテグラルのこの起源にウィングメーカーは関係性があります。